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こんにちは。永山です。
たくさん汗をかく人は、代謝が良いから痩せやすい というイメージがあるかと思います。
私もそのような会話を聞くことがあり、
「汗っかきなんだけど、痩せにくいんだよね。どうして?」と質問されたことも多々あります。
一般的に汗をかくことがダイエットに繋がると思われがちですが、実際はどうなのでしょうか?
本日は、そのあたりを少し深掘りし、 痩せやすい人の特徴を解説していこうと思います。
1. そもそも人はなぜ汗をかくのか?
体温調節のため
細胞や臓器を正常に機能させる為には、36~37℃の体温が適しているとされていて、体は常にその温度を保とうとしています。
そのため、暑い日や運動をした時は体温が上がるので、汗をかくことで温度の調整を行っています。
つまり、体温を下げるために発汗しているということです。
肥満、隠れ肥満が原因
皮下脂肪が多いと、脂肪によって熱が通常より発散されにくくなり体温が上がりやすくなります。
そのため、こちらも温度を下げる為に発汗している現象です。
冷え性が原因
先程とは真逆にこちらは温度を上げるために発汗しています。
温度を上げる為に汗をかくってちょっと不思議ですよね?
なぜそのようなことが起きるかというと、冷え性というのは主に血行不良によって起こる症状で、代謝が落ち体内に水分を貯めやすい状態となっています。
本来は血液の循環によって体温が保たれていますが、血行が悪いと心臓から離れた手足にはうまく血液が行き渡らず体温が下がってしまいます。
その上、体内に余計な水分があると熱を奪われるので、これ以上温度を下げないように水分を発散しようとして、汗で排出されるという訳です。
運動不足が原因
全身ではあまり汗をかかないけれど脇に汗をかきやすい という方は、これに該当するかと思います。
というのも、普段から運動をしていると全身を使っているので、全身から汗を出す事に体が慣れています。
しかし運動をあまりしない方の場合、普段からよく使う部分は腕くらいなので、その起点となる脇から汗をかきやすくなります。
また、自律神経が乱れていると脇に汗をかきやすくなるという傾向があるようです。
2. あまり発汗にデトックスは期待できない!?
「汗をかいてデトックスしよう!」
と、いうようなキャッチフレーズを耳にしたことはありませんか?
しかし残念ながら、発汗作用自体には毒素を排出したりデトックス効果はほぼありません。
汗の含有成分は、主に塩分やミネラル、代謝による老廃物で、毒素はというと微量の重金属や薬物、農薬などが含まれます。
毒素も微量含まれてはいるので、上記のキャッチコピーが完全なる嘘だという訳ではありませんが、健康における影響は期待できません。
毒素を処理してくれているのは腎臓や肝臓の働きによるものです。
3. 本当に痩せやすい人の特徴とは
1日のおおよそのエネルギー消費量は、基礎代謝が60%、身体活動量が30%、食事誘発性熱産生が10%という内訳になります。
食事誘発性熱産生に関しては、過去の記事に記載があるので、ご覧ください↓
驚くべき牛肉のダイエット効果!痩せたい人こそ牛肉を食べるべき理由
では、最も割合が大きい基礎代謝ついて解説していきます。
基礎代謝量について
生命活動を維持するために、心臓をはじめとする臓器や、体温を維持するために筋肉が働いてくれているので、安静状態でもかなりのエネルギーを消費します。
内訳を見ると、常に動き続けてくれている心臓や内臓よりも、筋肉の割合の方が多いという事が分かりますね。
ちなみに基礎代謝量の平均は、
女性:1,200kcal 男性:1,500kcal
となり、筋肉の値を40%として計算した場合
女性:480kcal 男性:600kcal
となります。ほぼ一食分は何もしなくても筋肉が消費してくれることになりますね!笑
ここまでの話を端的にまとめると
・発汗自体に消費カロリーは発生しない
・痩せやすい人の特徴は、基礎代謝量が高い人
という事になります。
また、痩せやすい人=筋肉がある(基礎代謝が高い)=普段から運動習慣がある(身体活動量が高い) という好循環の結果ともいえます。
そこに食事の意識が加われば、ある程度食べても勝手に体にエネルギーを使われるので、太りづらい・痩せやすい体となるわけですね。
ダイエットで辛い想いをしたくない方や、リバウンドをしたくない方は、この好循環を目指しましょう!
もし、運動習慣があって筋肉量もあるのに痩せないと感じる方は、普段の食事内容、腸や肝臓、腎臓などの内臓が正常かどうか等を見直してみてください。
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記事を書いた人
Dand.A