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こんにちは、永山です!
脂肪という言葉を聞くと、
「メタボ」や「邪魔なもの」「恥ずかしいもの」
という、ネガティブなイメージを持つ方が多いと思います。
ですが、ダイエットや健康に味方をしてくれる脂肪もあったのです。
この記事を読み終わる頃には、脂肪に対するイメージが少しだけ変わるでしょう。
本日は、みなさんの悩みの種である脂肪について解説していきます。
1. まず脂肪細胞についてご紹介
脂肪は一括りに捉えられることが多いですが、実は2種類の脂肪細胞が存在します。
まず1つ目は、イメージ通り脂肪を溜め込む 「肥満脂肪」です。正式名称は白色脂肪細胞といいます。
2つ目は、脂肪を燃焼させる「マッチョ脂肪」です。
正式名称は褐色脂肪細胞といい、ダイエットや健康促進には欠かせない脂肪細胞になります。
肥満脂肪とは
肥満脂肪こと白色脂肪細胞の役割は、血液中に流れる脂質や糖を取り込み、エネルギーとして蓄えることです。
脂質と糖は合成されることで中性脂肪となります。
細胞の大きさは70~90㎛(マイクロメートル)程で、肥大化すると最大130㎛まで大きくなると言われており、それ以上の大きさになる際には分裂して新たな脂肪細胞を作り出すとされています。
つまり、スリムな人と肥満体型の人では、白色脂肪細胞の数も大きさも異なるという事です。
脂肪細胞の寿命は約10年といわれているので、肥満体型の方がダイエットに成功しても、その期間の間は中性脂肪を貯めやすくリバウンドしやすい状態となっているので、注意が必要となります。
マッチョ脂肪とは
褐色脂肪細胞を一言で表現すると、「脂肪を燃焼する脂肪」です。
マッチョ脂肪こと褐色脂肪細胞は、細胞内に蓄えられる中性脂肪を分解し熱として放出します。
その熱量は骨格筋(筋肉)の70~100倍にもなるといわれています。
主に寒冷刺激や、運動をして交感神経の活動が高まる事で活発化します。
この細胞は幼児期に最も多く存在します。
なぜなら幼児期は骨格筋が発達しておらず、熱を生み出すことが難しく体温調整がうまくできないので、代わりに褐色脂肪細胞が担っていると考えられています。
その為、年齢を重ねるごとに減少してしまい、30代以降は幼児期の50%ほど、40代以降は30%程度になります。
この細胞は主に首周辺や肩、肩甲骨周辺、脊髄周辺、脇の下に多いとされているので、そのあたりの筋肉を使用することで活性化を見込めます。
2. 普段の活動が脂肪の質に繋がる
筋トレで脂肪の質が向上する
実は筋トレや運動をする事で、肥満脂肪が変化し、マッチョ脂肪の働きに近くなることが分かっています。
完全に変化する訳ではありませんが、ちょうど中間体に位置する機能となるので、細マッチョ脂肪とします。(実際はベージュ脂肪細胞)
ただ、細マッチョ脂肪は非常に不安定で、一度変化してもそのままという訳ではなく、15日で50%、20日で90%近くは元の肥満脂肪に戻ってしまうので、刺激を与え続ける事がとても重要です。
脂肪の質が低下することもある
肥満の悪循環
肥満体型の人は、交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンの分泌が異常に低いと研究で分かっています。
マッチョ脂肪や中間体の細マッチョ脂肪は、交感神経による刺激が無くなると怠け始めてしまい、持ち前の能力を発揮しなくなります。
肥満脂肪自体も、「エネルギーを放出して!」という信号を無視し始めるので、脂肪を溜め込んだままになります。
このように悪循環が続いてしまい、慢性肥満から抜け出すのが難しくなります。
3. まとめ
ここまでご覧頂いた方はダイエットをする際、食事だけで努力するのは難しいという事をお分かり頂けたかと思います。
そして脂肪を溜め込みやすく嫌われ者の肥満脂肪も、私たちの生活次第ではダイエットを後押ししてくれる細マッチョ脂肪へと変化してくれます。
健康の為、理想の体型を目指す為にも、脂肪を味方につけていきましょう!
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記事を書いた人
Dand.A