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こんにちは、岩村です!
ダイエットを始めると、最初は順調でも、徐々にイライラやストレスを感じることが増える人は多いです。
食事を我慢したり、思ったように体重が減らなかったりすると、気持ちが不安定になり、ダイエットの継続が難しくなってしまいます。
実は、このイライラには明確な原因があります。
そして、正しい知識と対策を講じれば、心を落ち着けながらダイエットを続けることが可能です。
今回は、ダイエット中にイライラする原因とその対処法を詳しく解説します!
1. ダイエット中にイライラするのはなぜ?

・カロリー不足と栄養バランスの崩れ
ダイエット中、特にカロリー制限をしていると、脳へのエネルギー供給が減少します。
脳はブドウ糖をエネルギー源としているため、糖質を大幅にカットすると、エネルギー不足で集中力が低下し、イライラや不安を引き起こします。
さらに、脂肪だけでなく筋肉も分解されやすくなり、身体的な疲労感が増します。
また、栄養バランスが偏ると、神経伝達物質のバランスが崩れ、ストレス耐性が低下します。
例えば、ビタミンB群やマグネシウムの不足は、心の安定に関わるセロトニンの合成を妨げ、イライラの原因になります。
・血糖値の急降下によるイライラ
食事の間隔が空きすぎたり、糖質を極端に減らしたりすると、血糖値が急降下することがあります。
血糖値が低下すると、脳はエネルギー不足と判断し、アドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンを分泌します。
これがイライラ感や集中力の低下を引き起こします。
特に、空腹の時間が長くなると、血糖値がさらに不安定になり、ダイエット中のストレスが増加します。
こうした状況が続くと、「もう我慢できない」と暴食に走ってしまうこともあります。
・ストレスによるホルモンバランスの乱れ
ダイエット中は食事制限や運動など、身体への負担が大きくなります。
これにより、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増え、さらに空腹感を増幅させる悪循環が生まれます。
また、特に女性の場合、ダイエット中はエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンバランスが崩れやすく、気分の浮き沈みが激しくなります。
ホルモンバランスが乱れると、情緒不安定やイライラが続きやすくなります。
2. イライラを防ぐための栄養・食事のポイント

・糖質を適度に摂取
糖質制限ダイエットは効果的ではありますが、極端な糖質カットは逆効果です。
完全に糖質を排除すると、血糖値が不安定になり、結果的にイライラや疲労感が強くなります。
そこで、玄米、オートミール、さつまいもなどの低GI食品を適度に摂取することで、血糖値の急上昇を抑えつつ、エネルギー供給を安定させることが重要です。
食物繊維が豊富なこれらの食品は、腹持ちが良く、空腹感を和らげる効果もあります。
・トリプトファンとビタミンB群の摂取
セロトニン(幸せホルモン)は、トリプトファンというアミノ酸から作られます。
トリプトファンが不足すると、セロトニンの合成が滞り、ストレス耐性が低下します。
トリプトファンを多く含む食品には、鶏肉、バナナ、ナッツ、乳製品などがあります。
また、トリプトファンの合成を助けるビタミンB群(豚肉、卵、納豆など)も併せて摂取すると、セロトニンの生成が促進され、イライラを防ぎやすくなります。
・食物繊維とタンパク質で満足感
ダイエット中のイライラを防ぐためには、空腹感をコントロールすることが重要です。
食物繊維は消化がゆっくり進むため、満腹感が長続きします。野菜、豆類、玄米などを意識的に摂取しましょう。
また、タンパク質は消化に時間がかかるため、食後の満足感を持続させます。
鶏胸肉、魚、卵、大豆製品など、高タンパク質食品を意識的に取り入れることで、空腹によるストレスを軽減できます。
3. 心のケアとストレス対策

・睡眠の質を高めてストレスを軽減
ダイエット中のストレスは、睡眠の質にも影響を与えます。
睡眠不足はストレスホルモンのコルチゾールを増加させ、食欲をさらに増進させる原因になります。
質の良い睡眠を確保するためには、寝る前にスマートフォンの使用を控え、リラックスした環境を整えることが重要です。
また、マグネシウム(ナッツ、ほうれん草)の摂取も、神経を落ち着かせるのに役立ちます。
・ストレスをコントロール
ダイエット中のストレス管理には、マインドフルネスという「今この瞬間に意識を向ける方法」が効果的です。
食事中に「何を食べているか」「どんな味がするか」に意識を向けることで、食べ過ぎを防ぎ、満足感を高めることができます。
また、深呼吸や瞑想を取り入れることで、自律神経を整え、心の安定を促します。
1日5分でも、目を閉じて自分の呼吸に集中するだけで、イライラや不安が軽減されることがあります。
マインドフルネスは、ストレス対策だけでなく、ダイエットの継続にも役立ちます。
・自分へのご褒美やリラックスタイムを設ける
ダイエット中は「我慢すること」に意識が向きがちですが、自分へのご褒美も必要です。
好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭したりする時間を設けることで、ストレスを和らげることができます。
また、週に一度や2週間に一度はチートデイを設けて、好きなものを食べることで、精神的な満足感を得られます。
これにより、ダイエットのモチベーションを維持しやすくなります。
まとめ
ダイエット中にイライラする原因は、カロリー不足、血糖値の乱高下、ストレスホルモンの増加など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、適切な食事管理と心のケアを取り入れることで、無理なくダイエットを続けることが可能です。
・糖質は完全にカットせず、低GI食品で安定させる
・トリプトファンやビタミンB群でセロトニンを増やす
・運動は自分のペースで続け、無理をしない
・自分へのご褒美やリラックスタイムを大切にする
これらのポイントを意識することで、ストレスを抑えながら、心地よいペースでダイエットを継続できるはずです。
焦らず、自分のペースで理想の身体を目指しましょう!
プライベートジムDand.Aでは、プロのトレーナーがダイエットに必要な正しい知識や食事方法をお伝えします。
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記事を書いた人
岩村 篤