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こんにちは、岸本です。
ダイエットや便秘改善に欠かせない栄養素といえば「水溶性食物繊維」ですね。
この水溶性食物繊維は海藻類に多く含まれる事で有名ですが、昆布やワカメなどは下処理に手間がかかって意外と面倒臭いと感じている方もいるのではないでしょうか?
そのような方にオススメなのが、「もずく」です。
スーパーやコンビニでも手軽に買える食材ですが、その栄養素の働きは健康から美容まで幅広い事で知られています。
本日は、そんな身近で手軽に取り入れられる「もずく」の栄養効果についてご紹介していきます。
1. もずくって何?カロリーは?
もずくとは、モズク科あるいはナガマツモ科に属する海藻の事をいいます。
保存性を高めるためにお酢で味付けなどして加工されますが、加工されても栄養価はほとんど変わりません。
もぞくをそのままで食べると100gあたり6kcalであり、酢の物やスープなどに入れて食べても低カロリーなのでダイエットをする人にオススメの食材です。
また生産量が最も多いのは沖縄県で全国の生産量の90%を占めていますが、イトモズクやイシモズクなどは北海道や日本海沿岸に分布しています。
2. もずくが体にいい理由とは
テレビや雑誌でも「もずくダイエット」と呼ばれるブームが起きるほど効果の高いもずくですが、そこにはもずくに含まれる栄養素が関係しているからなのです。
ダイエットに欠かせない「水溶性食物繊維」
もずくがダイエットに効果があるのは「水溶性食物繊維」が豊富に含まれているからです。
この水溶性食物繊維はその名の通り水に溶ける性質があり、腸内で水に溶けてゼリー状の粘着物質となって糖質と消化酵素の接触を防ぎ、太りにくくする働きをもちます。
また腸内の善玉菌を増やす効果により、お腹の中でゲル状の柔らかい便を作ることができるため、便が固くなりがちな方は水溶性食物繊維を含むもずくを取り入れるといいでしょう。
中性脂肪の吸収を抑える「フコダイン」
もずくには水溶性食物繊維のひとつである「フコダイン」という成分が豊富に含まれていて、独特なヌルヌルとした食感を作り出しています。
このフコイダンには、血液中のコレステロールや中性脂肪の吸収を抑えて数値を下げる効果があります。
そのため、もずくを食べた後に摂取した余分な脂肪は吸収されないまま便として体外に排出されやすくなるのです。
またフコイダンは胆汁酸を体外へ排出しやすくしてくれます。
この胆汁酸は腸内で脂質と結合してしまうものです。
ですが、フコイダンにより胆汁酸が排出されて不足状態になると、血液中のコレステロールが胆汁酸を作ろうと消費されるため、結果的にコレステロール値を下げる事ができるのです。
エネルギー代謝を促す「フコキサンチン」
もずくにはフコキサンチンというカロテノイドのひとつで強い抗酸化力を持つ成分が含まれています。
このフコキサンチンには、内臓脂肪を燃やしたりエネルギーの代謝を促進させたりする働きがあり、ダイエットには欠かせない成分のひとつです。
そのほかにも、糖質の代謝を促進させて血糖値を減少させる働きがあるため、血糖値の急上昇を防いでくれます。
血糖値が急上昇すると、その後に食欲が湧いて肥満を招きやすくなるため、出来るだけ血糖値の上昇を緩やかにする事がダイエット成功のポイントでもあります。
3. もずくを食べる時のポイントとは?
滑らかな食感と手軽に食べられるもずくですが、食べる時のポイントがいくつかあります。
食前に食べる
もずくのダイエット効果を高める最もシンプルな方法が「食前に食べる」ことです。
食事の前にもずくを食べる事により、豊富な食物繊維が満腹感を出したり、血糖値の上昇を抑えてくれます。
またその際に、もずく酢を食べるとお酢が胃をコーティングして太りづらくしてくれるのでオススメです。
ただし、もずく酢のお酢は糖質が高いので、糖質制限中は汁を飲まないなど注意をしましょう。
よく噛んで食べる
もずくを食べる時によくありがちな注意点があります。
それは「もずくを飲み込んで食べない様にする」ということです。
もずくは細くて柔らかく、のど越しも良いため一気に飲み込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
一気に飲み込んでしまうと、消化しにくくなってしまい、噛む回数がほとんどないため、ダイエット効果が薄れてしまいます。
そのため、もずくはひと口ずつゆっくりと噛んで食べるようにしましょう。
洗い方には要注意
もずくを食べる時、調理方法によってはせっかくのもずくの成分を失ってしまう事があります。
特に気をつけたいのが水洗いの時です。
ダイエット効果のあるフコイダンはもずくのヌルヌルとした部分に含まれているので、ゴシゴシ洗ってしまうと減ってしまいます。
塩漬けのもずくや乾燥もずくを使う時は水を使いますが、決して洗いすぎない様に気をつけましょう。
4. もずくが苦手な人にオススメの食べ方
栄養価の高いもずくですが、どうしても見た目や食感が苦手という方もいらっしゃるでしょう。
そのような方にオススメの方法は、スープなどの汁物に入れるといいでしょう。
お味噌汁などにもずくを入れる事で、独特な風味が消えて食べやすくなるだけでなく、もずくのヌルヌルも気にならなくなるでしょう。
またもずくに含まれるフコイダンは加熱されると溶け出してしまいますが、煮汁ごと食べれば問題ありません。
それどころか、フコイダンが溶け出す事で吸収しやすくなるので一石二鳥といえるでしょう。
そのほかにも、もずく酢などをサラダに混ぜる事により、ドレッシングなど余計な味付けを控える事も出来るのでオススメです。
このように、もずくは低カロリーでありながら栄養が満点な食品です。
体力が落ちて食欲がない時などにも効果的なので、積極的に取り入れていきたい食材ですね。
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記事を書いた人
岸本淳史